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日本人研究者の英語

とある国際学会@奈良に行ってきました。

私はただの聴衆だったわけですが。
それでも、普段は論文でしか名前をお目にかかれない大家を生で見て、
研究テーマも競合してることを実感できたのは有意義でした。

内容の詳細はとりあえず脇に置くとして、
今回は特に、日本人の英語のひどさが耳につきました。

私にはまだ業績が何もないので、人のプレゼンに対して何も言えないのが非常に苦しかったです。

ボスや先輩が

「あの人のプレゼン、本当にひどかったよね」

と言ってくれるたびに、

「(ああ、代弁してくれてありがとう)」
「(やっぱり業績があるっていいなぁ)」

なんて思ったものです。


いや、でも本当、圧倒的でしたよ、日本人の英語は。

なんというか、既に得意・不得意のレベルを超えて
マナーの問題に突入している人が何人もいました。

なぜわずか10分のプレゼンの英文をチェックしないのでしょう?
せいぜい1000語余りです。
全単語の発音やアクセントを調べようとしないのはナゼ?

almostは形容詞じゃないですよ。
stressのアクセントを「ト」に置いている人、そこに母音はありません。
doneを「どん」って読むの、やめてください。

中学生級のミスが多すぎます。
(しかもパワポのスライドにまで間違った英文が書かれていることもあり、非常に恥ずかしかった)
冠詞専門の文法書を何冊も買って勉強している自分がアホに思えてきます。

私がもし国際学会で発表できる機会を与えられたら
誰にも文句が言えないほど文法も発音も語彙選択も完璧にしていくのに。

それとも国際学会というのは、私が思うほど魅力的ではないのでしょうか?

いや、たとえそうであっても、20カ国以上から300人以上の研究者が集まる場において
聴衆の時間を浪費させるような行為はしたくありません。


それと司会者!
自分が担当するところの演題や演者の発音を、事前に練習しないのはなぜですか?
一単語ごとにつっかえたり、演題の中の「12」を「イレブン」って読んだり、
そういうのは失礼と思わないんですかね。


あ、もちろんプレゼンのうまい研究者もいましたよ。
とても安心して内容に集中できました。
自分の業績を正当に評価してもらうためにも、最低限の英語は必要と切に思います。




とりあえず実験のほうを頑張ろうっと・・・
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コメント

英語と研究

心理学の世界でも、英語力がネックで、日本人のせっかくのいい研究が世界に発信されていない状況があり、残念です。心理学の論文は、比較的長く、言葉で理論を説明することが重要なので、自然科学系にくらべて、さらに英語のハンデが問題になるかもしれません。日本の大学も、大学院生以上ぐらい対象にした、英語論文の書きかたや、英語発表の仕方などのコースをやるべきなのではないでしょうか。自然科学、社会科学では、英語力は、国際的な競争に勝つための必要条件です。物見遊山的な海外滞在になりがちな在外研究の補助金制度をやめ、そのお金をつかって、国際的に競争力のある大学に研究者のための英語のコースをつくる補助金制度をつくるというのは、どうでしょうか?

>心理学者さん

全く同感です。
実は21COEを持っていた大学は英会話コースも存在したのですが、その内容たるや、学生も講師も意欲に欠けるものでした。
自由参加でしたのでそもそも参加人数が少なく、参加者にも必死さがありませんでした。
あれなら物見遊山の方が良かったのではないかとさえ感じたものです。

まずは英会話ではなく、仰るように「論文」と「プレゼン」用のコースが必要であると説に思います。
加えて、研修者に「英語ができないこと」に対する危機感が薄いので、根本的なモチベーションのほうも何とかする必要があるとは思うのですが、こちらは妙案が浮かびません。

英会話にCOEのお金をつかってはいけませんね。私が仕事をしているイギリスではあまりないようですが、PhDをやったアメリカでは、アカデミックライティングのコースがほぼどのだいがくにでもあるのではないでしょうか。これは外国人用のコースではなく、主に大学院生以上のひと全員を対象にしたものです。それに加えて外国人用のもを特別に用意している大学もあります。このようなコースを(外国人用のやつですが)一度とったことがありますが、大変に役に立ちました。またこのようなコースのカリキュラムをつくり、コーディネートをしている人たちは、たいてい教育学かなにかの博士号をもった書くことを教えることのプロです。研究主流の一流大学でも(というか、そうゆう大学だからこそ)こういうプロを専任でおくというころに、アメリカの底力と、プラグマッティックな良さが出ているな思います。

英語

英米のそういったカリキュラムが大変羨ましく思います。
日本の大学にも是非とも導入してほしいところです。
最初は需要が少ないかもしれませんが、そういったコースを受けて劇的に論文の質が上がった同期を見たりしたら、他の人のモチベーションも高まるかもしれません。

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