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動かそうと思うと動かせない、神経義手

あるBMIについての記事を読んで、自分がBMIの実験に参加したした時のことを思い出しました。

いわゆるニューラル・プロスセティクス。
腕を失った人でも、「腕を動かそう」と思えば動かせる義手を作ろう、というもの。

私はコントロールとして参加しました。
腕に電極を当てて、fMRIの中に入り、ロボットアームを動かすのです。

手を動かすと、その信号を電極が受け取って同じようにロボットアームの手が動きます。

このとき、
1) 義手を見ながら手を動かす場合と
2) 義手を見ずに手を動かす場合の
2種類を実験しました。

不思議なことに、私の場合、義手を見ながら手を動かすと、義手がうまく動きませんでした。
(ちゃんと動く人もいるらしいです)

「この義手を動かそう」と思えば思うほど、動かなくなるのです。

で、義手を見ずに手を動かすと、ちゃんと義手は動きました。

何とも不思議です。
「手を動かそう」と思って動かす時の信号と、
自然に手を動かす場合の信号は異なる、ということでしょうか。

いつもはうまくいく実験も、誰かに見られていたりして自分の手を意識すると失敗することがあるのもこのせいか(違

階段を下りている途中で、「あ、次はどっちの足を前に出せばいいんだっけ」と急に思い出すと転びそうになったり。

・・・ないですか、そうですかorz


この実験は、「注意」というものが存在する間接的な(そして弱い)証拠のようにも思います。

MRIの画像がどのように異なったのか、興味深いところです。

あと、「手を動かしたいけれども動かしてはいけない」という状況では腕がどう動くのかも興味深いところです。

「動かしてはいけない」と思っているときには確実に動かないようにしておかないと、人によっては電車に乗るたびに意図せずして痴漢になってしまう可能性も否めず。


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コメント

こういうのは新聞読んでてもあんまり出てこないし、
周りに知ってるひともいないから勉強になります!

一般紙とかでも載ってたらいいと思うんだけどね…
政治化とか資産家の興味も高まるだろうし。

Nスペで立花隆がやってたロボットと人間の融合というテーマの回(名前を失念…)を思い出しました。

ブログ、リンク貼らせてもらってもいいかしら?
わざわざ探す手間も省けるので(苦笑

>noahさん

おお、nao様ではありませぬか!
コメントありがとうございます。
ブログ、更新復活されたんですね☆
リンク、お願いします。noahさんのブログもリンクさせていただきます。

ちなみにですね、BMIなどの話題は日経新聞がアツいです。
1年ほど前、全面を使ってBMIの特集が組まれており、それなりに突っ込んだ説明がされていました。
資産家は若干興味を持ったのではないかと。

立花さんの社会科学書は好きですが、理系の本はかなりテキトーなことも書かれているので僕はあまり見てないです(^_^;)

わーありがと!

日経はバイオベンチャーの記事を書いていた記者さんを知っていますが、
理系の人からみても、すごく勉強していたそう。
日経サイエンスとかどうなんだろね。
たまーに覗きますが。

ではリンクはっときます。

>noahさん

へ~。やっぱり勉強してるんですね。
勉強している科学記者の意見を通す編集部もすごいと思います。
朝日新聞とか、科学部が優秀でも編集部に科学リテラシーがないせいで記事が通らないことがままあるらしく。

日経サイエンスの質も非常に高いですよ。
ただあれはScientific Americanの翻訳でしかないので、
この雑誌を翻訳しようとする意思のみが評価されるべきでしょうが。

なんか「注意」っていうか、高次の命令系統とその省略化が裏にありそう。階段の件とか、僕もわかります。

突然、普段使っている漢字の部首が、書いていて違和感を感じてしまうと、もう正しいという自信が急になくなって、調べなおす、何てことも同じに思えます。

無意識で、慣れている、自動化された動作を、もう一度プロセスを踏んで、意識化すると、どこかで引っかかれば、逆にぎこちなくなったり、停止する。抑制的な方向の指令を出してる気がします。

この関係と機械がうまく動いたり、そうでなかったりする因果はよくわからないですけど、その「注意」経路の有無を、信号として拾ってしまっているってことですよね。面白い。

それと、動かしたいけど、動かさないという命令系統についてですが、「注意」をむけて、プロセスや状況判断を間に挟むと、その抑制が効いて手が動かなくなるということになるし、この省略化(「注意」がない)状態を調べると、逆に、痴漢癖や万引き癖のある人がつい手を出してしまう、という原因に、この「注意」メカニズムの欠落があったり。

ちょっと暴走気味ですね。また時間があるときに話しましょう。

>社長

コメントありがと~。
「命令系統の省略化」を、模式図レベルで唱えている人はいるよね。
結局それがどのような実態なのかわからないけれど。

漢字をずっと見ているとよくわからなくなる、という現象はかなり普遍的らしく、心理学用語ではゲシュタルト崩壊の一種とみなされるようです。
となると、何かを統合するためにはむしろ「無意識」の方が大切なのかな、なんて考えたり。

また話そうね~。

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