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『生化学 若手の会』雑感(1)

『生化学 若手の会』に行ってきました。

著名な研究者の講義があったり、
海外留学についての延々4時間にわたるシンポジウムがあったり、
ベンチャーを目指す人のためのワークショップがあったりしました。

「醍醐味は、学生同士が夜に語り合えること」と、HPには書かれています。

いやいや。
醍醐味というか、もはやこちらがメインでした。
全プログラムの4割が交流会(=飲み会)の時間。

「勉強をダシにした交流会」という、先輩の言は間違っていませんでした。

そして実際、講義やワークショップなどよりも
この交流会の意義の方が大きかった、というのが個人的な感想です。

魅力的な人たちとたくさん知り合えました。

「これから新聞社に入って科学記事を書きたい」という人。

「タンパク質のフォールディングを網羅的に調べられるシステムを開発したい」という人。

「ベンチャー企業に投資するだけではなくて、経営を学ぶ機会も提供したい」という、
ファンド系志望の人。

アツい人が多かったように思います。
進路も多様だったので、将来は興味深い話が聞けそうで、今から楽しみです。

ある人は、学部2年生にして院生よりも生化学に詳しくて、自分なりの生命観も持っていて、将来のヴィジョンも描けていたので、軽く衝撃を受けました。
尊敬できる人が年上だけでなく年下にも多くなる年齢になってしまったんだなぁ。


私のこのブログを読んでくれている人にも会えました。
ほんと狭いですね、この世界。

ブログのことには一言も触れなかったのに、
「生成文法に興味がある」という点だけで推測したらしいのですが。
そもそれですごいな・・・
その人もエッシャーが好きとかで、何か通じるものを感じてしまいました。


この『若手の会』、かなり歴史が古いようです。
私の父も参加したようで。

当時の『若手の会』は、何人かの高圧的な人々が勝手に場を仕切っていたようで、現在とは様子が違ったのであろうと思わせました。

今回のスタッフは(参加者も)高圧的な人など皆無で、むしろ「もう20代も後半なんだから、もう少ししっかりしてもいいのでは・・・」という人も珍しくありませんでした。
まずは敬語の復習から始めてはいかが、という人が多数。
彼らがそんなことで企業から「社会性がない」と思われていたりしたら損だなぁ、なんて思ったり。

終始、「のんびりまったり」。
まさに現代の若者。


父の世代で「勝手に場を仕切っていた人々」は現在、大学の学長などになっているようです。
当時は、ほぼ全員が「院生→助手→助教授→教授→学部長→学長」コースを歩むであろうことが前提だったのでしょう。
全員がライバル状態。

現在の「若手の会」では将来の職が多様です。
記者、コンサル、ベンチャーキャピタル、人材育成、コミュニケーターetc。
「研究者としての職は少ない」ことが周知の事実になったことで、研究者以外の道を模索する人が増えたのかもしれません。
お互いに、ライバル意識は皆無でした。
国際競争で生き残るためには芳しくないようにも思われますが。

また、むやみに研究者の職を増やすよりも、
研究以外の職に理系院生が浸透できる状態のほうが
社会全体としては発展性が大きいのかな、とも思います。
アカデミアの知恵を社会に還元しやすいでしょうし、
社会もアカデミアに働きかけやすくなるでしょう。

今回の参加者は将来どのような人々になっているのか、想像してみるのも一興です。
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