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【記事】脳のネットワークとpruning

今週のThe Economistの記事に、PNASとNature Neuroscienceのレビューが載っていました。(こちらのサイトにほぼ全訳が載っています)
神経細胞のpruning に関する論文のようです。

疑問の出発点は、
・なぜ子供の時には長時間何かを待ったりすることができないのだろう?
・なぜ子供のときの記憶は断片的で、その記憶の前後のエピソード全体を思い出せないのだろう?

という2点。
大人でもイラチは多いよなぁ、なんて思いつつ。

でも確かに幼い時(3~8歳くらい)の時の記憶って断片的なんですよね。
数分間単位の記憶があっても、「なぜそれに至ったか」が思い出せません。
不思議です。


PNAS論文の著者であるSchlaggar博士はグラフ理論の専門家でもあるようです。
記事の中にも、軽くスモールワールドに関する記述があります。

Schlaggar博士の実験は;
・学生を被験者とし、規則性のある音を聞かせて次の音が来るタイミングを予測させたり、2つの言葉のペアが同属かどうかを判定させたりするテストを行った。

・一定の法則に則って課題をこなすときには、脳の中で7つの領域が活発だった。

・その法則が間違いとわかり、他の法則を模索するときには他の11の領域が活発だった

とするものです。
前者をcingulo-opercular network、後者を frontoparietal networkと呼んでいます。

著者らによれば、従来の「脳の領域」が重要なのではなく、「脳のネットワーク」が重要という点が新規だそうで。

しかも、この2つのネットワークは、幼い頃には区別が曖昧で、成長するにしたがって独立したネットワークとして機能していく、という点が今回の論文のキモ。

Pruningが10年単位で行われているのだとすれば、確かに興味深い現象です。

がしかし、cingulo-opercular networkが行動抑制的で、frontoparietal networkが行動適応的だから、前者が後者に覆われている子供の時にはがまんができない、という説はよくわかりません。

原論文を読めばわかるのでしょうが・・・


あと、Nature Neuroscienceの論文によれば、
・内側頭葉は、どんなシーンを覚えるときにでも発火する
・側前頭前野は、18歳以上の被験者がエピソードつきで記憶を形成する際に発火する
そうです。

大人になると、丸暗記よりも理論付けて覚えた方が覚えやすいのはこのためでしょうか。

発火部位を示されても、何かを理解した気になれないのは相変わらず否めませが。
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