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野村総合研究所(NRI) ビジネスインターンシップ

野村総合研究所(NRI)のビジネスインターンシップに行ってきました。

NRIは大企業や官庁へのコンサルティング業務をしている会社です。
シンクタンクとして生まれましたが、現在は戦略コンサルが主業務になっています。

インターンの期間は一週間あり、実験の進行に支障を来たしましたが、
それでもこのインターンへの参加は本当に良かったと思います。

何より、自分が社会に出たときの市場価値を概算することができます。
私はこのインターンを通じて、自分にはこの業界において市場価値はないということを知ることができました。

「考えることが好き」
「知識を仕入れるのも好き」
「世界の幅広い分野に興味がある」
「生産性の高いシステムを構築することが好き」
という自分の特性から、コンサルティングという仕事は自分に合っているのではないかと思ってしまったわけですが。
実際に仕事に取り掛かってみると、仕事内容自体はとても好きであることは確認できたものの、その処理スピードが半端なく遅い&センスがないことに気づいてしまいました。

今から訓練して市場価値を高めるという方法もありますが、現時点である程度のアウトプットを出せないことを考えると、やはり自分にもっと適合した分野で仕事をした方がよいと思わせられました。

その意味で、やはりインターンは会社と学生との双方に多大なメリットがあります。
・会社側は、間違った採用を防げます。(一週間も見ていれば、「使える」学生かどうかは簡単にわかります。)
・学生側は、間違った就職を防げます。(好きだからといってその会社でやっていけるとは限らない)

NRIの場合、インターンといえども、ES、SPI、個人面接、GD、GIと5つのテストを実施して学生をスクリーニングしています。
それでも今回、12人のうちかなりの人数が「僕/私はこの職に向いていない」と感じていましたから、やはり採用にミスはつきものだということがわかります。
それを事前に防げるのですから、こんなに良いことはありません。

8月20日の日経新聞に、「即戦力の博士育成のためにインターンシップを実施」という記事がありましたが、これには大賛成です。
企業としては、「優秀な博士は採りたいけれども、コミュニケーションのとれない人物だったりしたら大変だ」という意識があるようです。
インターンを実施すれば、採用したくない博士は事前に排除できるため、有能な博士を取る機会が増えます。
ただ、企業主導ではなく政府主導で行われているので、おそらく企業側もそんなに需要がないのだろうな、とは思います。

本当は博士ではなく修士の時点でインターンを行うべきとも思います。
博士に進まずに就職すべきということを理解させる機会になったり、
博士に進学するにしても、このままでは社会に出られないということを実感することができます。

私も今回の経験を通じて、今行っている実験の無謀さを悟りました。
もっと長期的な展望と計画性をもって行わなければ、私の実験の意義を誰も納得しないということがわかりました。
加えて、インターンでは自分の位置(価値)がわかったのとは対称的にに、ラボは自分の位置を定められるような環境ではないため、大きな不安も覚えました。
もし自分が研究にも向いていないのだとすれば、それはどのように証明し得るのか?
もっと厳しい、競争的な環境に身を置いた方がいいのではないか?
などなど、考えることが多くありました。


最後に。このインターンを勧めてくれたのは、工学部の友人と経済学部の友人でした。
自分の学部だけに閉じこもっていたら情報自体が入ってこなかったでしょう。
多様な人々と付き合おうとしたのは正しかった、と確認できたのも有意義でした。
今回も、個性的な友人(戦友)ができましたし。


NRIインターンでは、演習問題的ではなくて本物に近いケースが扱われますし、社員の方々も非常に協力的で、多くの時間を割いてくださいます。
短時間ながら、自分の成長を実感できる良質なプログラムです。
お勧めですよ。
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コメント

とても興味深く読みました。

> インターンは会社と学生との双方に多大なメリットがあります。

これは同感です。

アメリカのいくつかの製薬企業では、研究員をまずはポスドクとして雇い、業績が上がったら正社員として雇用するという方法を採っているそうです。またネイチャー編集部では半年間のインターンを設け、その中で良い働きをした人を実際に採用する、という求人広告を見かけたことがあります。これらは狭義でのインターンシップとは異なるかもしれませんが、良い制度だと思います。

インターンを含めて雇用機会の柔軟性が高まることと、人材の流動がより活発化することは、雇用する側される側のやはり双方のメリットになると私は思います。

>taktさん

コメントありがとうございます。
製薬企業でもそのような制度があるのですね。初耳でした。
しかし製薬という長期スパンの業務で、『成績』をどう評価するのか気になるところもあります。

ネイチャーに限らず、出版業界全体にそのようなシステムが多いようですね。
アルバイトを募集すれば出版に興味のある人はホイホイ来ますので、
その中でも本来業務に堪えられそうな人を本採用に誘う、と。

博士インターンも成功すると良いのですが。

Cauction

すぐ削除したほうがいいと思うぞ。守秘義務守ってないじゃん。野村って力あるから、これ見つかったら就職に響くと思うよ。

秘匿すべきは「インサイダー情報」であって、「どのようにNRIのインターンは良かったのか」という点については積極的に宣伝してくれると嬉しい、と社員の方からも伺っています。このエントリーを読んで、「あ、今度この会社の株が上がりそう(下がりそう)」などということは推測不能であると思います。

また、NRIの思想などは、既に出版物などで公開されていることを確認しただけですので、やはり問題はないと考えます。

加えて、NRI社員の方にこのブログの存在を直接お知らせしていますので、既に「見つかって」います。問題があれば直接私に警告のメールが来るはずですのでご心配に及びません。

まぁ、俺はあんたの知り合いじゃないから別にいいけどね。京大だしもっと頭が回るのかと思ったよ。労働時間守らせてないってことが守秘義務ではないとでも?しかも積極的に宣伝してくれ、ってのはネットでじゃないだろ、友達にだろ。ってか、これを書いて得られる自己満足と、これがどこでだれにどう利用されるかわからないリスクを天秤にかけたときに、前者をとるのがよくわからん。

追記:
あと上のコメントであなたが全部「~と考えています」っていくつか言っているけど、なんでそんなこと言えるの?自然科学系のラボでほんとうにまじめに勉強してる?なんで自分で考えた予想をそうも信じられるのか。すでに「見つかっている」って書いてるけど、すでに「見ている」わけじゃないんでしょ?
上のコメントだけだと、ほんとに科学やってるのか疑問に思うんだが、その辺どうすか。

ご指摘ありがとうございます。
まず労働時間に関してですが、あくまで「原則」であり、自主的に残ることには契約上も何の問題もありません。「なるべく早く帰って寝た方が良いよ」というアドバイスはありましたが、残った方がよいという圧力は皆無でした。よってそもそも「就業時間を守らせていない」という事態に該当しません。ただ確かに契約の詳細まではエントリー本文に記入していなかったので、誤解を招きそうな箇所は削除しました。

また、「友達にだけ」宣伝しなければならない理由がわかりません。情報に問題があれば友人にも伝えてはいけないでしょうし、問題がないのなら友人以外に宣伝することも可能です。そもそも問題のない情報に対しては、誰にどう利用されようと問題はないはずです。

このブログの読者には理系が多く、かつ理系にはコンサル系を考えている人も増えてきているので、そういった人たちが今後NRIのインターンシップという選択肢を知ることができるのは大きなメリットだと考えています(理由は本文参照のこと)。その情報の間口を広げることは口頭では困難を極めます。よって、ネットという手段を選びました。自己満足かどうかはその定義に依りますが、基本的に同意します。

次に「なぜそう考えられるのか」という点ですが、私がコメントで「考えた」点はインサイダー情報の件と公開情報の件の2つです。
まずインサイダー情報に関してですが、会社名も依頼内容も言及していない状態ではインサイダー情報になり得ないということがその論拠です。
また公開情報に関してですが、NRIが出版物などで言及していることを口頭で確認しただけなので、内容自体は出版物に書いてあることを引用したのと同値です。これが秘匿情報ではない根拠です。

まじめに勉強しているかという点は、「まじめ」の基準に依ります。世の偉人達から比べると相当サボっているのは否めません。

「見つかっている」という点は、貴君の意図を読み違えていました。「見つかったらまずいと思わないの?」という指摘と思いましたので、「思っていません。実際に社員さんにも伝えています」という意図で返答しました。
伝えているからといって読まれているとは限らないという点は全くその通りです(ただし、様々な就活サイトや2チャンネルでの書き込みは人事の方がチェックされているそうですので、このブログも既にチェックされている可能性は高いと考えられます)。
しかし、ネットの存在をお伝えしているのにそれに対する警告がないことから、少なくともネットでの伝達には問題がないと解釈できます。
ただ、細部での内容に問題がある可能性は確かに否めず、再度確認してみようと思います。

言いたいのはここにつきるね。

NRIの人がここになにかNRIの内部のこと(インサイダーとか関係なく、なんでも。トイレの配置とかでもいいし、帰宅時間でもいい。とにかく内部のこと)を書くことに「賛成」してる人が「実際にいる」のか?ブログに書いてもいいって「実際に」確かめたのか?

すべて貴殿が思っているのは、貴殿の「想像」でしょ?なんでインサイダーじゃないから大丈夫って「言い切れる」の?

そこなんだよ、俺がひっかかるのは。貴殿が普通の学生だったらここまでつっこまない。けどざっと見て「研究やってます」的なこと書いてあるから、ひっかかった。ほんとにこの人は研究してるのかって。まぁ理論系の人かなぁ、だったら仕方ないかなって思うけど。少なくとも上の姿勢から、(自分が定義する)「本気」で研究してるのかなぁ、って思っただけよ。本気ってのは別に時間多くやってるとか、ほかの人に比べて成果出てないとかじゃなくてね。自分の中でマジかどうかってこと。

長文、すまん。俺としてはNRIインターンの情報は有益だった。ただ、なんで貴殿が載せてるのか、載せないほうがいいんじゃないかって思ったからレスしただけだ。
少なくとも俺なら載せない。満足よりリスクのが高いから。リスクがないと100%言い切ることができないから。

>問題がないのなら友人以外に宣伝することも可能です。そもそも問題のない情報に対しては、誰にどう利用されようと問題はないはずです

具体的にはここ。「問題がない」ってなんで言い切れるのか。実際にNRIの人に問題がないことを「確かめた」のか?貴殿の「想像」でしょ?

少なくとも俺は「問題がある」と思っている。

おそらく、「問題ない」の定義が食い違っているのだと思われます。

私の言う「問題ない」とは、神のレベルでの「絶対確証」ではなく、「間違っているかもしれないが、間違っていたときに被るデメリットは覚悟している」という意味です。

なぜそのデメリットを覚悟できるかというと、「私の中で」その事象が起こる確率が低いからです。

(貴君も、確認なさらずに私を京大生と断言されていますが(私はプロフィールでもエントリーでも一言も京大生だと書いたことがありません)これは種々の状況から「想像」し、かつ「間違っていても害はない」とお考えだからではないでしょうか。)

デメリットとは、具体的には「法的に訴えられる」「先方の心情を害してしまったために何らかの不利益を被る」の二つが考えられます。

まず法的な面ですが、この点は社員の方に確認する妥当性がありません。
エントリー内容が実質的に公開情報と同値である(と私が証明できる自信がある)限りにおいて、たとえ社員の方から「その情報は書かないで欲しいな」と言われても、法的に私が負ける確率は低いと(私は)考えられます。
(実際、ある公開情報について、一部の社員の方はその情報が自社HPで公開されていることをご存じありませんでした。この場合、その社員の方に掲載許可をとってもNOと言われる可能性が高いと思われますが、法的には問題ありません)

次に心情的な面ですが、これも社員の方にお聞きしてYesと言われたところで「100%の確実性」は得ることができません。他の社員の方の心情までは不明ですし、「本当はNoだが、何らかの戦略の基にYesと言っている」ということも考えられます(先方は情報処理のプロですし)。多くの情報から、その確証を100%に近づけていくことは可能ですが、100%にはなり得ません。よって私は最初から100%など求めてはおらず、実際に社員の方々と接した経験から、彼らの心情は害さないであろうという「私から見た」蓋然性のレベルを超えていたからエントリーしました。

これは科学でも同様で、いかなる理論を打ち立てて、どのような実験事実が出ようとも常にそれを否定しうる状況は残ります。
「時速100kmで走る電車の中で、前方に向かって時速200kmでボールを投げたら、地上から見てそのボールは時速何kmで走っているか」という観測を例に取りましょう。荒い精度での「観測」では時速300kmで「正解」でしょうが、精度を良くしていくと「間違い」であることがわかります。
あくまで観測は、実験者の「想像」の確度を上げることにしか貢献せず、100%の確証にはいつまでたっても到達しません。


とは言うものの。
このやりとりはなかなか考えさせられて楽しいのですが、さすがに大人数と行う気にはなれないので、いったん当該の箇所は削除させてもらいました。

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