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【論文】恋愛と母性愛で脳の活動域は違うか

恋愛と母性愛で神経活動はどう違うか
The neural correlates of maternal and romantic love
NeuroImage 21 2004


ResultよりMethodsのほうがおもしろかった。

27歳から49歳にわたる20人の母親を集め、
「自分の子供」と「恋愛感情を持つ人」の写真を見比べて
脳の活動を比較しよう、というもの。

・49歳で恋愛中と宣言できるのが素晴らしい。

・しかし、「恋愛感情を持つ人」であり「夫」と書かれていないのが気になる。

・20人のうち1人は「最近、夫とケンカして、その感情が子供の写真を見た時の感情にも影響している」と答えたため、母性愛のデータから棄却されている。

この人が持ってきた「恋愛中の人」は誰なんだろう。

・コントロールとして、他人の子の写真も使われている。
条件は、
1)自分の子と同じくらいの年齢で、
2)自分の子と同じくらいの時間を過ごしていること。

素晴らしいコントロールだと思うが、他人の子に対して自分の子と同じくらいの時間を割くことはあり得るのか?
保育園の先生とか?



Resultは典型的な「こんなことをしてる時には脳のここが活発ですよ」のfMRI解析。

恋愛では歯状回・視床下部・腹側被蓋野(VTA)が活発。男女差はない。
母性愛では帯状回の服側・中脳水道周囲灰白質(PAG)が活発。
両方において線条体、島、前部帯状回の背側が活発。

しかもオキシトシンとの関係はほとんど語られてなかった。
VTAとかがオキシトシンに関係あるよね、という程度。

興味深い実験だけれども、やはり「脳のここが活発です」という情報から何かを言うのは慎重になった方がいいと思う。

言語野も、日本語・英語・バイリンガルで活動領域が違うくらいなので。

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【論文】CD38:このタンパク質がないと社会行動ができない

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