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オキシトシン発見以前の助産方法

オキシトシンは子宮収縮を促進し、出産を助けることで知られている。

このことから現代では、出産を早めたり出産を容易にするために合成オキシトシンが妊婦に投与されることがある。

(oxytocinの語源oxytoc-は「早い出産」の意味らしい)

ではオキシトシンが発見されるまではどのように子宮収縮を補助していたか?

助産婦は、双子が生まれたときには、
第一子に母親の乳を吸わせることで、第二子の出産を助けたそうだ[*]。

乳腺が刺激されると下垂体からオキシトシンが分泌されるため、
生理学的に正しい行為だったということになる。


つくづく、経験医学は侮れない。
この行為が有効であると感じるためには、
「第二子の出産中に、生まれたばかりの第一子に乳を吸わせる」という
かなり大胆なことを、相当の回数やらねばなるまい。


そもそも双子が生まれる確率は0.2%。

一日に一人助産していても、一生のうちに20組ほどの双子にしか出会えない。

過去の助産婦は、一体どのようなプロセスを経て
「初めの子に乳を吸わせると二人目の出産が楽になるわよ」という経験を取得したのか。


不思議でならない。





[*]トートラ『解剖学』丸善 2006より。
良い本だが、最近もっと良い本(トートラ『人体の構造と機能 第2版』2007)が出た。
『解剖学』を包括しており、かつ大容量。なのに値段が変わらない。
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