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本当に存在した、「自分を信頼してもらう薬」

以前、natureの「オキシトシンを投与されると、他人を信用するようになる」
という論文を紹介しました。


本当に交渉の場で使ったら顰蹙モノですね、
なんてコメントを冗談半分でしていました。

が。

さすが人類。

既に商品化されていました。

リキッド・トラスト。
http://www.verolabs.com/

香水として使用するそうで。

このブログが、Googleから「オキシトシン 購入」という
キーワードで何十回も検索されているのはこのせいだったんですね。

「世界で最もおもしろいジョークは『事実』だ」とはよく言ったものです。

宣伝文句が笑えます。↓

「営業の人へ。
これがあれば世界はあなたのもの。

顧客があなたを信用すればあなたから買うことでしょう」

「独身の人へ。
新しい出会いを成功させます。」

「会社員へ。
周囲の人があなたを信用すれば、カネと昇進が手に入ります」



しかもご丁寧に、natureの論文まで引用してあります。

National GeographicやScientific Americanの記事まで引用してあるので
普通の客はこの効果を信用してしまいそうです。


しかしですね、いろいろ突っ込みたいわけですよ。

1) そんなに劇的に信頼度が上がるわけではない

上記のエントリーでは書き忘れましたが、
スコア(相手の信頼度)が上がったと言っても1割程度なんですよ。

そりゃ営業の成績が1割上がれば大したものかもしれませんが、
正直なところ、営業マンの個人能力差って2桁くらい違うじゃないですか。

「こんな人から絶対買わない」という人から
「一生あなたについていきます」と思えるような人まで。

個人の能力を差し置いて香水に頼る時点でダメ営業マンな気がします。

恋愛でも然り。


2) オキシトシンを一番吸うのは自分では?

香水ですよ。
自分がずっと吸っているわけです。

ということは、自分が相手のことを信頼するようになってしまう
という効果がもっとも大きいのでは。

「必ず納期を守りますから」という口約束を信用してしまったり
「愛してるのはあなただけ」という言葉にだまされてしまったり

それはむしろ転落への第一歩・・・。

猜疑心の塊みたいな人にはむしろ自分の『人を信用する能力』を
向上させることは効果があるのかもしれませんが。


3) 効果保証?

オキシトシンを売っているこの会社、
「もし満足できなければ全額返金!」
と書いています。

これはあれですよ、
オキシトシンを使用した顧客は自分の会社を信用して大満足、
という効果を狙っているとしか思えません。
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コメント

>「独身の人へ。
新しい出会いを成功させます。」

humhum・・・・・・

>個人の能力を差し置いて香水に頼る時点でダメ営業マンな気がします。
恋愛でも然り。

gya----確かに、そのとおりですよね。人の心を弄ぶのもどうかと思ったりします。熱心な人が頑張って築き上げてきた信頼関係に、薬が勝てるとは思えませんねー。

コメントありがとうございます。
この薬を買う人自信が、企業に心を弄ばれている気がします。

限りなく楽観的な見方をするならば、内気な営業マンは
薬があることで自信をつけることができて契約数が上がるかもしれません。
「薬があるのに契約が取れない」と悟ったときには逆効果かもしれませんが。

先日、オキシトシンが自閉症治療に効果ありとの研究結果がニュースになりました。

『 オキシトシンを一番吸うのは自分では?』ということなら、自閉症の方を持つ家族や、高機能自閉症の方々等、購入希望者は増加することでしょう。

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