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最強の翻訳機へ:クラウドコンピュータと脳科学

ビジネス系の本を読んでいると、英語ビジネスというのは
極めて異質な分野ということがわかる。

「ニーズorウォンツ」が大量にあるのに「供給」が少ない。

3秒に一人が、Googleで「翻訳」と打ち込んでいる。
この人たちのほとんどは翻訳サービスを利用しようとして検索している。

KEI(需要/供給比を示す指標の一つ)は実に20,000。
1,000あればビジネスとして成立すると言われるのに、それを一桁上回る。

数多の英会話スクールが生き残れることに納得。


で、僕は何を考えているかというと、
別に英語でビジネスを起こそうと考えているわけではなく、
この「供給不足」を何とかしたいと思っているわけです。


世界の全てが英語になって欲しくない。
言語の多様性は生き残って欲しい。

でも英語ができないと世界レベルでの情報格差は埋まらない。

英語教育は、成功してもおそらく国内の情報格差を広げるだけ。
万が一”完全に”成功すると、ローカル言語の駆逐を招く。
(だって要らないもん)

というわけで、
やっぱり翻訳機が欲しい。

この目の前にある大量の論文。大量の洋書。

日本語で読めたらどんなに楽か。
こんなに強いニーズがあるのに、「秒単位で正確な翻訳を提供してくれる」翻訳者は存在しない


これはお金がないから生ずる問題ではありません。
どんな金持ちであっても、存在しないものは買えない。

クリック一つで全て正確な日本語に訳してくれたら、
どれだけネイティブとノンネイティブの情報処理速度差が縮まるか。

アメリカから日本に100Mbpsで情報が送られるのに
パソコンのディスプレイから脳内に到達するのにかかる時間の長いこと長いこと。
脳内から英語圏に情報を送るのにはさらに二桁長い時間がかかる。

英語以外の言語になると、ディスプレイ以降の情報伝達速度は0Mbps。

だから、翻訳機が欲しいわけです。


翻訳は、Googleが取り組んでいるプロジェクトのうち未だ成功の目処が立っていない珍しいものの一つでもあります。

地球上の地図は把握した。
(ついでに月と火星の地図も抑えた)
地球上の全情報も、現在スキャン中。
地球上のあらゆるビジネスをも飲み込む勢い。

しかし、翻訳は成功する目処さえ立っていない。
単純な構文だと優秀な訳をしてくれるが、
少し構文がひねってあったりするとダメ。
あと、多義語に対し、コンテクストに応じた言葉を選ぶのも無理。


力ずくで普遍的翻訳機を作るのもアリでしょうが、
僕はこの翻訳機の開発に脳科学が貢献できないかな、と考えています。


全世界のコンピュータネットワーク(いわゆるクラウド・コンピューティング)
を使って、言語を処理する神経ネットワークをそのままコンピュータで再現できないかな、と。

言語処理機構がわかれば普遍文法の仕組みもコンピュータに移植できるはず。

クラウドコンピュータは全世界の文書・会話をリアルタイムで
見ているから、誰よりも「コンテクスト」を知っているはず

時代・地域・年齢・職業・テーマなどあらゆる要素を組み込んで翻訳するような、そんな翻訳機。



技術の進歩は、常に人間の営みを “外部化”してきた歴史でした。
記憶という行為は紙やハードディスクに移転され、
喋るという行為は電話やインターネットに移転され、
歩くという行為は自動車やセグウェイ(?)に移転されました。


ならば、「言葉を変換する」という行為も外部化される方向にあると思います。

何とかして、この翻訳市場の需要-供給差を大幅に縮めたい。

ハードディスクや自動車などは生態の機構を全く模倣していないため
脳を模倣して翻訳機を作ろうという方向性自体が不適である可能性も捨て切れません。

そのことを頭の隅に置きつつ、今はとにかく目の前の課題を一つずつこなさなければ。


英語で。
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