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【記事】モーツァルトに頭を良くする効果はなかった

「モーツァルトの音楽に知能を高める効果はない」

ドイツ政府が出した結論らしいです。
( nature, 13 Apr 2007, doi:10.1038/news070409-13)

なぜにドイツ政府??
と思いますが、これには納得できる理由がありました。

近年、「音楽と知能の関係を調べる研究への科研費を出してくれ」という政府への申請が大幅に増加しているかららしいです。
(生誕250周年記念の影響かな?)

申請があっても、政府はその研究に意味があるのかどうかわからない。
というわけで、とりあえず政府が独自の調査会で、
音楽と知能に関係があるのかどうかだけ調べたという経緯のようです。

当初からモーツァルト効果はマユツバものだったので特に驚きはしませんが、
「この効果を認めるとたくさんの申請書を読まねばならん(しかも科研費がかさむ)」
という政府の立場からすると、ある意味で conflict of interestに
引っかかっている気がしないでもありません。
邪推ですが。

驚いたのは、このモーツァルト効果の発端はnatureの論文だったということ。
カルフォルニア大学アーバイン校の研究らしいです。
(Raischer et al, nature 365, 611, 1993)
こんなに「権威」のある研究だったのか、と逆に見直してしまいました。


このドイツ政府によれば;

・モーツァルトを聞いた後の効果は20分以上持続しない
・そもそも再現性が怪しい
・再現できる場合も、モーツァルトの曲である必要がない。
・そもそも音楽である必要さえなかった(読書でよい)。

と、かなりボロクソです。

一応、「今後も念入りな研究が待たれる」とは言っていますが。

「もし音楽の効果が本当に存在するのなら、脳が音楽をどう処理しているのは非常に興味深い」と結ばれています。

音楽はまさに rhythm / cycleの典型であることを考えると
確かに脳がどのように音楽を処理しているのか、どう影響を受けるのかはおもしろそうではあります。
(Rhythms of the Brainに感化され中)

「音楽」はその定義さえ難しいので(ただのrhythmで良いのならメトロノームを使えばいいが、それは音楽ではあるまい)定量的研究は困難でしょうが。



あぁ、モーツァルトが聞きたくなってきた。
レクイエム【怒りの日】でも聞いてテンションを上げよう。
(テンションが上がるレクイエムもどうかと思うが)
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