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FOXP2ノックインマウスは声が変わる?

一昨日の霊長類研究所記念講演では、FOXP2の話も出たらしい。
しかも未公開データまで(少しだけ)見せてくれたらしい。

あぁ、行きたかった・・・ソフトボールやってる場合じゃなかったよ・・・


その講演者によると、FOXP2をマウスにノックインすると「声が変わる」とのこと。


ん?マウスにはもともとFOXP2があったのでは?
と思って確認してみたら、マウスにはFOXP2に「似た」遺伝子があるだけで、
ヒトのFOXP2はないとわかった。

興味深い実験結果ではあるが(早くPublishしてほしい)
FOXP2は転写制御因子だったはず。
(機能はよくわかっていないけれども)

そうだとすれば、制御される遺伝子群が同じでないと、
マウスにノックインしたところでヒトとの関連性を論ずるのは難しいようにも思う。


昨日の質疑応答の中で、松沢先生は
「自閉症は遺伝的なものでして、FOXP2という遺伝子の異常によって起こるのです」
と断言されていたけれども、これはいかがなものか。

FOXP2に異常があっても自閉症ではない人もいるし、
自閉症でもFOXP2に異常がない人もいる。
つまりFOXP2は自閉症の必要条件でも十分条件でもない。

他にも自閉症の原因として Neuroligin 4, Shank3, CADPS2, HOXA1
など多くの遺伝子が疑われており、これらを総合しないと「答え」は出まい。

加えて、自閉症が近年になって世界的に急増していることも考える必要がある。
真に遺伝だけが原因なら、急増することはあり得ない。
統計調査上の問題か(昔は自閉症の人も自閉症と診断されなかっただけ、など)
そうでなければ環境要因の関与も疑う必要があろう。
(環境要因とは、母親仮説ではなくて、近年になって増えた人口化合物による影響、という意味)
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