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【雑誌】TIME特集(3):意識の定義、遺伝子、友人の数

以下、ちょっとだけ「?」と思った箇所のメモ。

これらの点は専門家の間でも議論の的となるので、TIMEが一般紙だから犯した間違いではない。


まず、意識の定義。

「意識は言語とは全く関係がない。
赤ん坊、動物、言語障害の患者、みな無感覚なロボットなどではない。
私たちと同様に、人らしさを持ったりアクションをする」

“Consciousness surely does not depend on language.
Babies, many animals and patients robed of speech by brain damage are not insensate robots;
they have reactions like ours that indicate that someone’s home.”

意識の問題がすりかえられているように感じる。

第二文で述べられているのは「感覚sensation」の問題であって「意識」の問題ではない。
意識がなくても感覚は存在する。
寝ている間にも様々なことを感知しているが、意識はない。

さらに寝ている間には、他の人が見たら「they have reactions like ours that indicate that someone’s home」な感じがしてもおかしくはない。

もしかしたら本当に意識と言語は関係がないのかもしれないが、
少なくともこの視点からの反論は困難だと思う。
そもそも言葉を持たない時期の赤ん坊に意識があるのか不明だし
(我々の記憶の最少年齢は言葉の獲得時期に重なる)無論動物で確かめられるはずもない。
言語障害のある人は、もしかしたら一度言語を習得したから
恒久的に意識を保ている可能性も否定できない。

反証可能性を示せといわれると難しいが、ともかくこの問題は
本書がred herringsと呼ぶほど確定された事項ではないはずだ。





二点目。
約30,000あるヒト遺伝子の中で、脳の中でのみ発現していると考えられている遺伝子は約6000だとか。

この数字は若干怪しい。
つい先月、マウスの脳でどの遺伝子が発現しているか、細胞レベルでマッピングできるアトラスが発表されたが、それによればマウスの脳内では全遺伝子の80%が発現しているらしい。

マウスもヒトも遺伝子の数は大して変わらないので、もしヒトの脳でも全遺伝子の80%が発現しているなら、2万4000が発現していることになる。
そのうち6000が脳だけ・・・。
いや、あり得ない数字でもないか。

もしヒトの脳だけに優位に発現している遺伝子があれば興味深い。
たとえばFoxP2も興味深いものの、これは他の動物にもある。
(だからこそもっと面白いという見方もできる)




最後にトリビア。

平均的なアメリカ人は、悩みを相談できる親友の数が2人らしい。
20年前は3人だったのに「減った」としている。
2人も3人も大差ないように思ってしまうのは私だけか。

「昔はほとんど全員が3人程度の親友がいましたが、今ではほとんどのアメリカ人に友人がおらず、一部の人に数千人も友人がいます」
みたいなデータならおもしろい。

それ以前にこのデータは脳科学と何の関係があるのか。
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